2021年5月30日日曜日

鉄コ直播月報2021年5月【鉄コと疎植のコラボ】

今までの複数回の経営会議の末、当営農の長期的な経営方針が決定したことに伴い、月報方式で、鉄コーティング湛水直播にターゲットを絞ってやってみようと思います。
さすがに4年目ともなると特に目新しいこともなくなり、毎年同じような内容のブログになっている気がしていたのも月報方式を導入した理由の一つになります。(ブログにのせたい特別な事柄があるときはこの限りではありません。)

2021年5月は、5/1本代かき→5/4播種→5/24と本日5/30で初中期一発除草剤の散布→草刈り(播種後1回目)の流れで作業を行いました。

この1か月で気になった点は2点。

(1)播種時の種子の詰まり
鉄コーティングの酸化が終わってからの種子のほぐしが甘かったせいでネット(ホッパ)の格子に団子になった種子が通らず、8条のうち1~2条の条抜きの状態になってしまいました。↓

これに気づいたのはほとんど播き終わるころ、今シーズンは条抜きでの栽培結果を体験できると前向きに考えます。たとえるなら「鉄コーティング湛水直播と条抜き疎植栽培のコラボ」です。
とはいっても反省としては、「酸化終わってからの固まった種子をほぐすのは丁寧に行いましょう!」と「播種状況の定期的な確認」の二つです。

(2)水位による草丈の違いを実感
当鉄コ直播の田んぼは均平が甘いところがあり、1面の田んぼで深水と水無しがあったりします。いろいろ言われているとおり、水深がある場所ではすごい勢いで上に成長し発芽後の草丈が長くなり、水がないところではあんまり上に成長していません。一見すると立派な苗に成長していると安心しますが、直播では地中の根っこの成長を重視すべきだと思っています。「青田褒め」ってやつですね。
よってできるだけ均平な田んぼにして、田んぼ全体を狙いどおりの水深にコントロールできるようにすべきだと改めて感じました。
レザーレベラーとかあれば一発かもしれませんが、整地キャリアしかないので年単位で均平な田んぼにしていきます。

次回の月報では、草刈りと、必要であれば後期除草剤の散布などになるかと思います。
月報方式だと次月に行う作業を具体的に予想できていい感じです。


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