2020年10月7日水曜日

【農業土木】水田暗渠の排水口とU字溝の補修工事をしました。

昨日、2020年の稲刈が終了して翌日の本日、田んぼの暗渠の補修工事を行いました。単独作業です。今回は写真多いです。

作業にあたり事前に地元の建設業者に工事の見積もりを依頼したところ、重機の搬送なしで「8万円」とのこと!よって自分でやることにした次第です。

破損か所は3か所ありまして、最も重要な場所は配管とU字溝の隙間です。田んぼに水を溜めるとこの隙間から噴水のごとく水が噴き出し、一瞬で田んぼの水が空になります。数年前からこの状態でしたが、廃ビニールなどを詰めてだましだまし稲作をしていました。

合わせて水路側の法面にもトンネル状に水路ができてしまい、同じく噴水のごとく田んぼに溜めた水が排水されます。こちらも噴水したら土嚢を乗せてしのいでいたのですが、年々トンネル状に形成された水路が拡大を続け、いよいよ我慢の限界です!

で、これがトンネル状に形成された水路の田んぼ側です。耕起と代かきで表面上水路はふさがりますが、田植え後1週間を過ぎたころから水圧に耐えられず開通してしまうパターンでした。いまでは開通直後は足が膝まで余裕で入ります。
ちょうど初中期一発除草剤を投入と穴の開通の時期が重なるので、高額な除草剤を文字どおり「川に捨てる」状態です。

とういことで朝から穴あき剣先スコップ1丁を持ち出し、農業土木に取り掛かりました。
工事計画は事前に立てていましたので、今回はそれに従い、ひたすら汗を流すのみ!ここまで掘るのに30分強だったでしょうか?スコップは小回りが利くので考えようによっては便利でした。

配管を取り出しました。つぶれと亀裂があります。
U字溝の隙間を埋めるのに「止水セメント」と買うついでに、この配管も新調しようと現物持参で地元のホームセンターや水道屋さんにいきましたが、なぜか同じ寸法の管がありませんでした。仕方なくホームセンターで止水セメント1.3kgを2袋だけ買いました。

ここでプランBに切りかえです!
管をきれいに洗い、手持ち在庫していたアルミテープを亀裂に厳重に貼り止水しました。

アルミテープ処理後の管の状態です。

そして管を抜いた部分に戻すわけです。

戻し完了!

で、ここからが今回の補修工事のメインイベントである止水セメント処理になります。急いでやらないと練った止水セメントが固まってしまうので、写真撮影より作業を優先しました。

U字溝側の止水セメント処理

田んぼ法面側の止水セメント処理

U字溝と管の接合が終わり、埋め戻しの準備です。
埋め戻しは圧力による管の破損を避けるため、雪が積もるまでに複数回分けて少しづつ行います。
気持ちかもしれませんが、管と接合部とアルミテープの保護のため、土嚢袋を巻き付けて埋め戻します。

ということで本日の埋め戻しはここまで!管が隠れる程度でやめました。
止水セメントはしっかり効いているようでU字溝と管の接合部からの水漏れはありません。アルミテープでふさいだ部分も大丈夫なようで、とちゅうから水が染み出してくる様子も見受けられません。

業者見積もり8万円以上に対し、素人作業ですが自分でやって止水セメント2.6kg代1,656円と1日の時間と労力で済みました。

あとは暇をみて少しづつ埋め戻すのみです。来年の稲作の楽しみがまた一つ増えました(^^)


0 件のコメント:

コメントを投稿