2019年7月9日火曜日

【鉄コ直播2019】フォローアップ投入から約3週間後の直播田んぼの比較と、シーズン前半の直播栽培の反省。

 約3週間前の6月18日に、大量のホタルイと広葉系の雑草を消すことを期待してフォローアップ1kg粒剤を規定量散布しました。(上の写真の田んぼ)
個人的に、雑草を枯らすというより、成長を止めるのかな?と思っており、約3週間をめどに効果を観察していました。この3週間の前半はまったく変化がなく心配で、一時は耕起し直して蕎麦とかを植えることも視野に入れる状態でした。

結果、3週間頑張って待ったところ、大量のホタルイと広葉系の雑草はほとんど伸びることなく稲だけが生長し、「雑草>稲」から「稲>雑草」に置き換わりました
ホタルイは立っていますが茎が部分的に黒くなっていて、広葉系の雑草は赤茶色になって水中でしおれています。

4面の鉄コ直播のうち、この田んぼだけに異常に草が生えた原因は見当ついている(このブログでは秘密です)ので、来年は同じ間違いをしないように作業します。

参考までに、この写真の田んぼは4面の鉄コ直播のうち一番まともな田んぼです。
セオリーどおり除草剤は播種同時1葉ころ2回のみです。
昨年は一部にホタルイがびっしりでした。今年も鉄コ種子の出芽に合わせて、同じ場所にホタルイが猛スピードで生えてきましたが、昨年の作業を振り返り悪かった部分を修正したら、それなりの面積に成長し始めていたホタルイが真っ黒になって完全になくなりました。※作業内容の変更のみで、追加の除草剤はありません。

お盆前の草刈りも終わり、9月までこれといった大きな作業は一旦終了しました。
鉄コーティング湛水直播を始めて2年目の今シーズンは、以下の2点アクシデントで収穫量は減ると思います。
1、カラスによる鉄コーティング種子の被害のため、3週間遅れでの再播種スタート。
2、それに伴い、2回目の除草剤のタイミングの大幅遅れによる、大量の雑草対応と除草剤の勉強と処理方法の見直し。
しかし、これから鉄コーティング湛水直播は間違いなく続けていくので、2年目という早い段階で、栽培面積割合もそんなに多くない状況で大型の失敗を経験し、勉強して対応したことは来年以降、強力な武器になるのではないかと前向きに感じています。

今年の直播稲作農業の前半では、「忍耐力こそ技術なり」「失敗は成功の元」この二つの言葉を体で覚えました。最高です!!

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